夜が明ければ、この駅は無くなる。

雪深い山あいの終着駅、雪灯野(ゆきびの)駅。
明日の朝、この駅は廃止されます。

最後にひと目見ておきたくて、あなたはこの駅に帰ってきました。子どもの頃、ここから旅立った駅。けれど、駅長だった銀次さんは、もういないと聞かされます。

そして、嵐の夜の停電。扉は雪でふさがれ、あなたは駅に取り残されました。

夜明けまで、あと数時間。カンテラの灯りを頼りに、駅のあちこちを調べていくうちに、少しずつ思い出がよみがえってきます。あの人が最後の夜に何をしていたのか。そして、あなたがここに帰ってきた本当の理由も。


静かな駅で、灯りをひとつずつ取り戻していく

待合室の柱時計、改札に残された硬券、跨線橋の点灯盤、凍りついた転轍機。

駅のあちこちに残された手がかりを集め、組み合わせて、閉ざされた場所を開けていきます。答えがどこかに書いてあることはありません。見つけたものをつなぎ合わせて、自分で組み立てる——そんな謎解きを10問収録しました。

進めるうちに、忘れていた記憶が少しずつ戻ってきます。切符をくれた日のこと。写真に写った子どものこと。手紙に書かれていたこと。謎を解くことが、そのまま物語をたどることになっています。


遊びやすさに配慮しました

2つの難易度モード
「やさしい」は次の目標を画面に表示し、迷わず物語を追えます。「じっくり」は自分のペースで探索したい方に。いつでも切り替えられますので、途中で難しいと感じても、簡単すぎると感じても大丈夫です。

ヒントは段階式
最初のヒントは無料で読めます。それでも分からないときのために、動画を見て次のヒントを開くこともできます。一度開いたヒントは、あとから何度でも読み返せます。

遊びやすさのための工夫
一度読んだ文章は即座に全文表示されるので、同じ場所を通っても待たされません。行ける場所はほのかに光り、道に迷いにくくしています。中断してもいつでも続きから遊べます。


収録内容

  • 全10シーン、謎解き10問
  • 記憶の物語(全8話)
  • 多幕エンディング
  • 最後まで無料で遊べます(広告表示あり)
  • 広告を消す買い切りアイテムもご用意しています

「〇〇のかぎ」シリーズ 第3作

「縁側のかぎ」——お盆の夜、送り火をたどる和風の一夜
「みなそこのかぎ」——閉館前夜の水族館、水に残された記憶

シリーズを貫くのは、閉ざされる場所の最後の夜に、もういない誰かの記憶をたどるという物語です。

本作の舞台は、雪に閉ざされた終着駅。前作までをご存じの方には、シリーズならではの静かな読後感を、初めての方には一話完結の物語として、それぞれお楽しみいただけます。前作を遊んでいなくても、そのまま始められます。


この物語について

派手な仕掛けや驚かせる展開はありません。静かで、少し切ない物語です。

けれど、最後には朝が来ます。冷たい夜をひとつずつ灯りで満たしていった先に、確かに温かいものが待っている——そんな読後感を目指してつくりました。

雪の降る静かな駅で、ひと晩を過ごしてみませんか。